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Relative Time Counter
マニュアル

MTC(MIDI Timecode)を受信し、任意の時間を00:00(ゼロスタート)にできる相対カウンターです。 TCフレーム上の実時間を表示できない23.976fps、29.97fps(ノンドロップ)でも、補正を入れることで実時間表示ができます。

Overview

概要

Relative Time Counter(以下、RTC)は、MTCを使ってDAWのタイムコードを受信し、指定した位置からの経過時間を表示します。

おまけ機能として「Auto Talkback機能」があり、MacBookなどの内蔵マイク、USB接続のマイク、Webカメラのマイクなどを、再生時(MTC受信時)に自動でミュートできます。 オンラインミックスチェックなどで、再生時にマイクをミュートする手間が省けます。

Setup

使用するために必要な設定

Relative Time Counterは、MTCおよびMMCに対応するDAWで使用できます。
「Audio MIDI設定」でIAC Driverを有効にし、DAWのMTC送信先をIAC Driverに設定してください。
RTCからロケートする場合は、DAW側でMMCロケートの受信を有効にし、デバイスIDを127に設定します。

以下では、Pro Toolsを使用する場合の設定方法を説明します。

Audio MIDI設定 MIDIスタジオでIACドライバーを有効にする(「装置はオンライン」のチェックマークをオン)。
Pro Tools:同期 「MTC Generator Port」に、IAC Driverを選択します。
※RTCはIAC DriverのどのポートからもMTCを受信します。
Pro Tools:マシンコントロール ペリフェラル/マシンコントロールのMIDIマシンコントロールリモートを有効化(IDは127)。
Pro Toolsツールバー 同期を表示し、MTCボタンをオン。
設定手順を画像で確認する
1

IAC Driverを有効にする

「Audio MIDI設定」で「ウインドウ」>「MIDIスタジオを表示」と選択します。 IAC Driverを開き、「Device is online」をオンにします。 Ports欄に、ポートが1つ以上あることを確認してください。

詳しい設定方法は、Appleの 「MIDI情報をアプリ間で送信する」 を参照してください。

IAC Driverを開き、Device is onlineをオンにする設定
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Pro Toolsのペリフェラルを設定する

「設定」>「ペリフェラル」を開きます。 「MTC Generator Port」に、IAC Driverを選択します。
※RTCはIAC DriverのどのポートからもMTCを受信します。

続いてMachine Controlを開き、「MIDI Machine Control Remote」のEnableをオンにして、IDを127にします。

Pro ToolsのSynchronizationとMachine Controlの設定
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MTC送信をオンにする

Pro ToolsツールバーでSynchronizationを表示し、MTCボタンをオンにします。

Pro ToolsツールバーでSynchronizationを表示してMTCをオンにする操作

Audio MIDI設定は一度設定すれば、毎回の設定は不要です。
Pro Toolsの設定はセッション設定になるため、セッション切り替えでMTC送信ポートなどが変更される場合があります。動作しない場合は設定を確認してください。

Quick Manual 01

任意の位置をカウンター0にする

カウンターを0にしたいところから再生を開始し、MTCを読み込ませます。
Relative Time Counterのウインドウを⌘(Command)キーを押しながらクリックします。
これで設定は完了し、自動でRELATIVE表示に切り替わります。

Pro Toolsのマーカー位置から再生し、Relative Time CounterをCommandクリックして0に設定する例

⌘クリックする前に、最後に再生を開始したところが0になります。
Shift + クリックでABS / RELの表示を切り替えられます。どちらのモードでも⌘ + クリックは0リセットです。

Quick Manual 02

ロケート

Relative Time Counterのウインドウをダブルクリックすると入力パネルが開きます。 数字を連続入力し、パネル上部に整形された値を確認して、Enter(Return)キーでロケートします。

Relative Time Counterの入力パネルから1分50秒へロケートする例
2500 25:00に整形し、25分へロケート。
11525 1:15:25に整形し、1時間15分25秒へロケート。

RELモードではREL値からABS値をフレーム単位で逆計算したTC値、ABSモードではストレートにTC値を使用します。
MMCロケートは規格上、秒単位の処理となるため近似値に丸め込み処理をしています。ロケート結果にわずかな誤差があることをご了承ください。

Detailed Manual

基本操作

本アプリの本体は「半透明の小さなカウンターウインドウ」のみです。このウインドウのクリックの仕方で操作します。

Relative Time Counterの半透明なカウンターウインドウ
⌘ + クリック カウンターを0にする。最後に再生を開始した位置で0にリセットされます。
ダブルクリック ロケート機能。数値入力後、Enterキーでロケート情報を送出します。
Shift + クリック ABS / RELの表示切り替え。
右クリック
Control + クリック
設定パネルを表示し、補正機能のオン・オフなどを設定します。
Option + クリック macOS標準の「クリックしたアプリケーションに切り替え、現在のアプリケーションを隠す」が機能します。

Settings

設定パネル

カウンターウインドウを右クリック(Controlクリック)すると表示されます。

REL基準、動作モード、フレームレート補正、表示とPTSL SDKの設定パネル
REL基準設定 REL = 0のAbsolute値を直接入力できます。Relative値も変更でき、任意のREL値を設定したオフセット表示も可能です。
現在の動作モード 受信したTCと補正のオン・オフにより、自動で設定された動作モードを表示します。
フレームレート補正 23.976fps、29.97fps(ノンドロップ)補正のオン・オフを設定します。
表示 / SDK RELをフレームまで表示する設定と、PTSL SDK(Pro Tools Scripting SDK)を使用する設定です。

MTCでは24と23.976、30と29.97ノンドロップを自動判別できません。セッションのTCレートに合わせて手動でオン・オフしてください。
PTSL SDKを使用すると、上記のフレームレート判別を自動化できます(使用できるPro Toolsのバージョン要件があります)。

Save / Restore

設定の保存機能(設定をテキストデータで保存・復元)

ABS値、REL値、23.976補正のオン・オフ状態、29.97ND補正のオン・オフ状態をテキストベースで保存できます。 カウンターをクリックし、⌘ + Cで現在の設定をテキストとしてクリップボードに格納します。

Relative Time Counterの設定をPro Toolsのコメント欄に保存し、復元する手順
設定を保存 カウンターをクリックして⌘ + C。Pro Toolsのコメント欄やマーカー名などへ⌘ + Vでペーストします。
設定を復元 設定テキストを記号・数字を含めて丸ごとコピーし、カウンターをクリックして⌘ + Vでペーストします。

Startup

起動時に前回の設定を復元するオプション

起動時に、最後に使用した時の設定で復元できる機能です(デフォルトオン)。設定メニューのチェックマークでオン・オフできます。

起動時に前回の動作モードを復元する設定と確認画面
オン 起動時に毎回、復元するかどうか確認されます。
オフ 毎回ABSOLUTEで、オフセットなしのリセット状態で起動します。

Auto Talkback

Auto Talkback機能

Pro Tools再生中(MTC受信中)に、内蔵マイク、USBマイク、Webカメラのマイクなどを自動でミュートできます。 オーディオインターフェースに接続されたマイクではなく、Macの内蔵マイクやUSBマイクなど、通話用デバイスを対象とした機能です。 オンラインミックスチェックなどで使うコミュニケーション用アプリ(Zoom / Google Meet / Lineなど)での使用を想定しています。

Auto Talkbackの有効化、状態表示、音量、遅延、マイク選択の設定
消灯 Auto Talkbackオフ。常にマイクオン。
緑点灯 停止中。自動でマイクオン。
赤点灯 再生中。自動でマイクミュート。
Shift + クリック ミュートホールドモード。常にマイクミュート。解除はクリックで、解除前の状態に戻ります。
右クリック
Control / Option + クリック
Mic Volume、Auto Talkback設定、無効化などのメニューを表示。

停止からマイクミュートを解除するまでの遅延は、0〜3000msecの範囲で1ms単位に設定できます(デフォルト500msec)。
複数のマイクがある場合は、制御するマイクを選択できます。